テラドローン、UAV搭載型グリーンレーザ「Terra LiDAR Green」を販売開始

Terra Droneは2026年10月1日、全国の測量会社と建設コンサルタント向けに、UAV搭載型グリーンレーザスキャナ「Terra LiDAR Green」の販売を始めたと発表しました。公式発表によると、赤外レーザ(1,064nm)とグリーンレーザ(532nm)を組み合わせ、陸上から水底までの3次元点群を取得する製品です。

河岸と水中を同じ飛行計画で測る仕組み

陸上用の赤外レーザは水面で反射し、水底を捉えにくい一方、測量船は浅瀬に入りにくいという課題があります。Terra LiDAR Greenは、地表向けの赤外レーザと水中へ届くグリーンレーザを1台に搭載しています。楕円走査で水面への入射角をそろえ、屈折補正を安定させる仕組みだと同社は説明しています。

河川の横断形状や河床変動、浅海域の海底地形、ダム・貯水池の堆砂など、岸側と水中側のデータを続けて扱いたい仕事が主な対象です。製品ページでは、1回の飛行で地表・水面・水底を同時取得できるとしています。陸上と水中を別々に測ってデータをつなぐ工程を減らせる可能性があります。

現場条件と分けて読む実証値

発表では、同社従来商品価格比で20%超の低価格化を実現し、Secchi数2の条件で水深10m以上の湖底データを取得したとしています。ただし、販売価格、比較対象機種、実証場所、水質、飛行条件、精度の検証方法は明示されていません。

測深性能は水の透明度や水面の状態、底質、飛行条件に左右され、取得後にも水面ノイズの除去や屈折補正が必要です。水深10m超をどの水域でも測れる保証値とは分け、導入前に対象水域で取得範囲と成果精度を確認する必要があります。